
- いしがみ整形外科クリニック
院長 石神 等 - 日本整形外科学会 認定専門医
- 日本骨粗鬆症学会 認定専門医
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原因
腰痛や臀部、足のしびれは、主に以下の原因で起こります。
- 姿勢や筋肉疲労からくるもの
- 骨粗鬆症などから起こる、胸腰椎圧迫骨折(いつの間にか骨折)
- 腰椎の変形によるもの(変形性脊椎症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症など)
- 椎間板の変性による突出→神経の圧迫(頸椎椎間板ヘルニア)姿勢や筋肉疲労からくるもの
- 尿管結石や腎盂腎炎など、泌尿器科領域の疾患
- 糖尿病や動脈硬化症による、下肢の血流が悪化したもの
症状
腰痛は、腰部周辺のにぶい痛みや、刺すような痛み、熱さや冷たい感じなど、様々です。
腰部に限定した重い、鈍い痛みは、腰部周辺の筋肉疲労を疑い、高齢者の起き上がりや動きはじめの激痛は、腰椎圧迫骨折を疑います。
臀部や下肢にひびくような痛み、しびれ、歩行時に徐々に増していく痛みなどは腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症を疑います。
治療
保存治療(当クリニックで可能な、手術をしない治療)
痛みに対しては飲み薬や外用薬(湿布や塗り薬)を用います。また物理療法(温めたり、低周波マッサージなど)を併用するとより効果を表します。
痛みの強い部位には、薬剤を注射するトリガーポイント注射が効果的です。
内服薬で改善しない下肢の痛みや痺れは、ブロック注射が効果を表す時があります。
初診料+腰椎4方向レントゲン+処方箋料+理学療法加算
→3割負担: 約2500円 1割負担: 約830円再診+理学療法
→3割負担: 約320円 1割負担 約110円
手術加療
保存治療で疼痛が改善せず、日常生活の営みがとても難しい場合は、腰椎圧迫骨折、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアにおいて手術加療を考慮し、当クリニックと連携のある、臨床成績の良好な医療機関にご紹介いたします。
ご家庭での予防法、注意すること
腹筋や背筋を普段から動かし、刺激しておくことが腰痛予防につながります。急な疼痛を防ぐためには、中腰からの急な動作を控えること、重いものはしっかりと腰を下ろして持ち上げるなどが大切です。
骨粗しょう症からくる腰椎圧迫骨折は、痛みにより日常生活がほとんどできなくなります。40代以上の女性の方は、腰椎、大腿骨の骨密度検査(DEXA)を行い、ご自分の状態を知っておくことが大切です。
