ロコモーティブシンドローム(以下ロコモ)とは
簡単に言うと、
「加齢により、身のこなしが悪くなった状態」
と言えます。
高齢でも元気な方が多い現代、これを症候群として治療の対象としています。
対象となる病気は、
の3つとなっております。
症状としては、腰痛、膝の痛み、筋力低下などがありますが、これらを総合的に見て治療していこう!という狙いでこの言葉ができました。
簡単な診断ツールがあります。
ロコチェック
- 片足立ちで靴下がはけない。
- 家の中でつまずいたりすべったりする。
- 階段を上るのに手すりが必要である。
- 家のやや重い仕事(掃除機をかける、布団の上げ下ろしなど)が困難である。
- 2kg(牛乳パック2本程度)の買い物をして持ち帰るのが困難である。
- 15分程度連続して歩くことができない。
- 横断歩道を青信号で渡り切れない。
これが一つでも該当すれば、ロコモの心配があり、医療機関でのチェックをお勧めします。
当クリニックでできること
当クリニックでは、
- 整形外科専門医による原因疾患、診断、治療をします。
- また、リハビリスタッフによる「ロコモ度」のテストを行い、度合いに応じてリハビリテーションを行います。
- 自宅でのロコモ改善の指導をします。
- 骨粗鬆症専門医による、骨粗鬆症の精密検査と治療、予防の相談が可能です。
自宅での予防
最も大事なことは、
「下肢の筋力とバランス感覚の維持」→スクワット、片足立ちトレーニング
になります。
方法に関しては、ロコモチャレンジ!(https://locomo-joa.jp/check/locotre/)をご覧ください。
著者
いしがみ整形外科クリニック院長 石神 等
日本整形外科学会認定専門医
日本骨粗鬆症学会認定専門医
さたけ整形外科リハビリクリニック院長 佐竹 厚志
日本整形外科学会認定専門医
日本体育協会公認スポーツドクター