こどもの足の痛み・成長痛

原因と、ご自宅で注意する点

幼児期から学童期(3~12歳)にかけて、様々な原因でみられます。

3歳~5歳(幼児期)は、いわゆる一次成長痛が多い傾向にあります。原因は日常生活での様々なストレスが考えられます。お子様は食事や幼稚園保育園への通園、団体生活や友人関係、お風呂などの日常生活で必要な出来事を規則正しく行っていく事に慣れていません。この生活に慣れていく段階で疲れてしまい、足の痛みとして症状が出てくる時があります。

6歳~11歳(就学時)では、友人関係や習い事、12歳以降(思春期)は異性関係や親子関係など、精神的な成長にともなってストレスは変わっていきます。

成長痛の原因の多くはここにあると考えられています。

年齢、痛みの部位、痛む時間帯によって、私達専門医は体系的に鑑別していきます。

ご自宅で最も心配になることは、
「お子様の痛みが、緊急性(早期の受診)を要するものであるかどうか」だと思われます。

この兆候がありましたら、早めの整形外科専門医の受診をお勧めします。

  1. 腫れや熱っぽさを伴う痛み。→バイ菌の感染や、外傷、成長軟骨の損傷を疑います
  2. 日常生活で足を引きずるような痛み。→成長軟骨の損傷(骨端症)を疑います
  3. 股関節周辺の痛み全て→安静や精密検査を必要とする疾患が多いため。

 

これ以外の痛みは、

  • 夜間や朝方に強い痛みを訴える
  • 遊んでいるときは痛みを訴えない痛み
  • 近所でレントゲンをとって問題なく、成長痛と言われたなどがあります。

 

この場合は、緊急ではありませんが、小児整形外科を得意とする専門医の受診をお勧めいたします。痛みの原因となる関節の柔らかさ、組織の成長の度合い、お子様の周辺環境などを診察、充分にカウンセリングし、治療にあたっていきます。

当クリニックでの診察、治療のすすめかた

診察時に主に注意していることは以下の4つです。

  • すぐに診察に入らず、笑顔でコミュニケーションをとり、痛みを伴う怖い診察をしないことを理解して貰う。
  • いつ、何をしているときに、どのように痛みがでて、ご両親が何をしてあげると改善するか。
  • 痛い場所だけでなく、下肢全体の触診、可動域を確認して隠れた原因を探る(股関節に病変があっても、膝の痛みなどで来院することがあるため)
  • レントゲン写真が正確に、左右対称に撮れているかを確認する。

 

お子様と、ご家族が安心して診察を受け、痛みの改善にむかえるよう、全力で治療して参ります。